自転車便的、観光術

2017.08.03 - TOPICS
Kosuke Aoki
© Kosuke Aoki

メッセンジャーを生業としながらもフォトグラファーとして活躍するKosuke Aoki。彼が撮らえたリアルでディープな自転車の世界とは? Red Bull.comにて連載され、現在話題となっている本コラムも今回で早くも第5回目! ぜひチェックしてほしい。


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自慢の仕事車でトラックレースに参戦

Kosuke Aoki
© Kosuke Aoki

世界大会でも馴染みのあるレースのなかに、CMWC開催都市のベロドローム(自転車競技場)で行われるトラックレースがある。普段仕事車としてメッセンジャーが公道で使っている固定ギアを、本来の場所であるバンクで乗って存分にスピードを競い合う。

海外のベロドロームは、整備が整った本格的なレース場から、ローカルな学生用の練習に使われているような古い競技場など様々である。個人的には、少し古臭い、荒れた感じのノスタルジックなベロドロームが好きだったりする。パリでのトラックレースは「ベロドローム・ド・ヴァンセンヌ」という1884年に開場され、パリオリンピックの閉会式や、自転車競技が行われた由緒ある競技場で行われた。

ちなみに、2009年に東京で行われたCMWCでは、京王閣競輪場を借りてレースをした。競輪は日本ならではの競技であり、固定ギアに乗る海外の人達も皆知っている。伝統的な競輪場を走る事に、多くの人がエキサイトしていた。

Kosuke Aoki
© Kosuke Aoki
Kosuke Aoki
© Kosuke Aoki
Kosuke Aoki
© Kosuke Aoki

観客席をぎっしり埋めたメッセンジャー達が、それぞれ楽しんでいる姿を一望できる。この光景が見れるのも、ベロドロームの好きなところ。


Kosuke Aoki
© Kosuke Aoki


リアルなメッセンジャーだからこそできる、他の誰にも書けないリアルな旅行記。
続きはぜひRED BULLのウェブサイトにてチェックしてほしい。
www.redbull.com
“自転車便的、観光術”


Kosuke Aoki
ニューヨークでミクストメディアアート、ノイズバンドの活動を経て、帰国後2007年より東京にてメッセンジャーとなる。同時の東京のメッセンジャーシーンをはじめ、様々なアンダーグラウンドカルチャーの撮影を開始し、フォトグラファーとしてのキャリアをスタート。現在は活動の幅を広げ、世界各地のメッセンジャーやそれにリンクするカルチャーの取材を精力的に続けている。

instagram toydog88
site dopedyouth.blogspot.com

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