あるドイツ人メッセンジャーの熱すぎる自転車愛

2017.03.27 - TOPICS
Kosuke Aoki
© Kosuke Aoki

LOOP MAGAZIEでも活躍しているリアルメッセンジャー フォトグラファーのKosuke Aoki。彼が昨年、メッセンジャーが主催する世界大会を周り撮らえたリアルでディープな自転車の世界を、RED BULLウェブサイトにて連載スタートしています。

今回は連載第2回目となる「ケイリン ベルリン編」をちょっとだけご紹介。


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世界を旅したメッセンジャーのモーとケイリンベルリン

Kosuke Aoki
© Kosuke Aoki

メッセンジャーをしながら世界各地を周った後、母国でお店を営むモー。

2007年。所属するメッセンジャー会社の忘年会。同僚のT2Yから友達と紹介されたのが、買い付けで日本に来日していたドイツ人のモーだった。
彼は1993年にベルリンでメッセンジャーをはじめ、98年にロンドン、トロント、ワシントンDCの各都市でメッセンジャーをしながら旅をし、最終的に5年ほどニューヨークで仕事をしていたという。当時メッセンジャーは不法移民なども職に就ける環境にあったため、モーは3ヶ月ごとに他国に出たり入ったりを繰り返しながら旅行ビザを取得し(それは当時も簡単な事ではなっかったのだが)ニューヨークのメッセンジャーライフを送ったらしい。
前回紹介した映画「Pedal」でトラックバイクの構造を説明し、バイクにまたがっているのが彼だ。

その後2003年にドイツに帰国し、どっぷりとメッセンジャーの文化にのめり込んだ彼が2004年にオープンさせたのが「Keirin Cycle Culture Café (通称ケイリンベルリン)」である。トロントでメッセンジャー仲間が仕事の待機中に集まっていた、自転車屋カフェのようなスポットが地元にも欲しかったことが始まりで、彼が愛してやまないピストバイクの中でも、特に魅了されていた日本の競輪をメインに据えたお店をスタートさせたのだ。

当時世界的に巻き起こったピストバイクブームの後押しもあり、競輪の自転車や日本製のパーツなどの買い付けでよく日本に来るなど忙しくしていたモー。だが、ここ数年はあまり見かけなくなり、彼本人をはじめ、世界中のメッセンジャーがSNSで「SAVE Keirin Berlin(ケイルンベルリンを救え)」と発信しているのを目にした僕は、ヨーロッパに来たなら必ず訪れなくてはいけないと思っていた。



今回もKosuke Aoki氏だからこそできる骨太かつリアルな旅行記になっているので、
続きが気になる人はRED BULLのウェブサイトにてCheck!
www.redbull.com
“あるドイツ人メッセンジャーの熱すぎる自転車愛”


Kosuke Aoki
ニューヨークでミクストメディアアート、ノイズバンドの活動を経て、帰国後2007年より東京にてメッセンジャーとなる。同時の東京のメッセンジャーシーンをはじめ、様々なアンダーグラウンドカルチャーの撮影を開始し、フォトグラファーとしてのキャリアをスタート。現在は活動の幅を広げ、世界各地のメッセンジャーやそれにリンクするカルチャーの取材を精力的に続けている。

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