FAIRDALE WEEKENDER “Eleanor” Rinz TOKYO Concept
文京区 春日でカフェとイタリアン・レストランそしてサイクルショップを営む「Rinz TOKYO」2015年4月4日のオープンから半年が経過し地域の人々から遠方より来訪される方まで多くのお客様にお越しいただいております。
本格的ながら気軽に入れる雰囲気のカフェでは今注目のニュージーランドのコーヒーロースタリー『オールプレスエスプレッソ』の美味しいコーヒーと、メイソンジャーを使ったテイクアウトサラダ、スムージー、ホットサンドなど気軽にテイクアウトできるコーナーも設置。またランチ&ディナーは本格的なイタリアンをベースにしたシェフのおいしく健康的で楽しい料理を堪能できます。
Rinz TOKYOは自転車店としての実力も本格的です。オシャレな街乗り入門自転車から キッズ、ロードレーサー、スペシャリティまで対応するサイクルショップとして、また東京で最も遅い時間まで自転車のメンテナンスができる本格的なピットとして営業していることはご存知でしたでしょうか?
自転車部門を統括するオーナーの友村武志氏はMTBからBMXを通り、全ジャンルを網羅。大手スポーツ自転車店 店長歴任を経て独立。自転車シーンと密接な関わりを持つ人物です。高校生の頃、始めてバイトした街の自転車屋さんからスタートし、メンテナンスと自転車の仕組みを徹底的に学んだ友村氏。同時にMTBやBMX、ロードなどを日常的に乗りこなす中で、一般的な自転車には装備されていない様々な自転車のテクノロジーやパーツに対する知識と、それらを扱う技術を身につけました。
本日は「Rinz TOKYO」のコンセプトバイクともいえるFAIRDALE WEEKENDER のフルチューンナップバイクにフォーカスをあて、「Rinz TOKYO」のクオリティと、実力、そしてセンスを読者の方にご紹介いたします。
テーマはアメリカンマッスルカー 映画、60セカンズに登場したFord MUSTANG Eleanor(エレノア)からインスパイアされたビジュアル。
今回のコンセプトであるSUV BIKEを実現するため、タイヤに一工夫。
今回の制作の”キモ”でもあるタイヤ選び。ちょっとマニアックな話です。
今回700c用のフレームに29erのリムでホイールを組み、さらに29erのリムに700cのタイヤを履いてしまおう作戦。45mm幅のリムに700x32cのタイヤを履き引っ張っています!29erと700cは同じエトルト(タイヤ内径)タイヤタイプは若干の違いはありますがハマります。そうして左右に引っ張ったタイヤは丸みを帯びながら広がります。
左が通常のリムでタイヤを装着した状態。
右がワイドリムでタイヤを左右に引っ張った状態。
引っ張るとタイヤの扁平率(タイヤの高さ)も変化し、低くなります。
タイヤとリムがこれでツライチに!コンチネンタルのタイヤをチョイスしました。
SUVといったのはこういうこと。32cとは思えないほどの太タイヤ。でも扁平。
かなりマニアックです。
フロントのホイールに貼ってある”HUSTLER”ステッカー。今から10年ほど前にアメリカのラスベガスに行った時に発見し一目惚れして購入したステッカー。$10以上したのでかなり大事に保管していました。貼る場所を探していたのですがここにきてこのホイールがベストだと感じ、ついに貼っちゃいました!
大きなホイールで太いスリックタイヤは圧巻のビジュアル!
前後共、フレーム&フォークにスレスレですがそれがCOOL
今回、リアのみワンオフ加工でフェンダーを取り付け。
フロント用をリアに装着できるように切削&穴あけしてタイヤスレスレで装着しました。
今回、シフター(変速機)をハンドル周りに装着したくなかったので、考えた挙句グリップシフトを股下に装着してみましたw
走行中に股下に手を突っ込み回す感じで操作しますw
もともとピストからの乗り換えなのでシフトはあまり頻繁にしないのと、今後もう一段階ワンオフでカスタマイズする予定なのでひとまずこのカタチに
グリップシフトはハンドルにライトやコンピュータを装着するためのアダプターを流用。
リアディレイラーはSRAMの2016年モデルのGXシリーズ。
クランクは軽量なROTORをチョイス。BB30
合わせるスプロケットはWOLF TOOTH COMPONENTS NARROW WIDEでチェーンの脱輪を防ぎます。
ペダルは昔BMXに使っていたFLYBIKESのルーベンアルカンタラモデルを引っ張り出してきました。
絶対似合うと思ったので!
フロントハブはPROFILE RACINGのオレンジ。
リアハブもPROFILE RACING リアはブラックです。
BMXライダーなら一度は手にするPROFILE RACING後ろのフリーからは乾いたRROFILEサウンドを奏でます。
ボトルケージはRINGLEのレアなケージを装着。
本国USAでももうなかなか手に入らないでしょうね。
いただきものです!大事に使います!
このバイクのもう一つの大きな特徴となるDISCブレーキのユニット。
HOPE V-TWIN
ワイヤー式のブレーキを途中で油圧に変換するユニット。
V-TWIN このネーミングを聞いたら入れずにいられないでしょう!
ということでチョイス。
コンパクトタイプのレバーから
ユニットを経由しディスクキャリパーへ!
ケーブルを内蔵するこのご時世。あえてケーブルを増やす&むきだすという選択w
ステム&ハンドル&シートポストは安定のTHOMSON
ハンドルのみカーボン製です。
ブレーキのワイヤー部分はODYSSEYのオレンジをチョイス。
バーテープが気になった方も多いと思います。これはBROOKSのCAMBIUM 限定リーバイスコラボのデニムサドルに合わせてオリジナルで作成しました。
デニムバーテープ!
友村氏が愛用していたデニムパンツのリユース。穴があいてしまったデニムを裁断しバーテープに。クッション性能と見た目の美しさを出すための工夫がされています。
バーテープを作ってくれたのはRinzTOKYOのスタッフ Rie氏。試行錯誤した結果の作品。かなりいい感じです。デニムパンツの第二の人生がはじまりました。このユーズド感もいいですね!
バーエンドはBMXのフロントハブナットを逆さまにしてぶっ刺しましたw
この無骨な感じがGOOD.
セクシーなバックスタイル!
かなりいい感じに仕上がりました。
BLINK l STEADY
明るさと振動センサーでオートで点滅&点灯します。日本では現在RinzTOKYOのみで実販売しているライト。高価なテールライトですがMADE IN BROOKLYN USAと聞いたら気になる方も多いのではないでしょうか!かなりいい感じの作りと光り方で特殊工具がないと外れない仕組みです。電池式(単四x2)
オンラインストアでも購入可能。
詳細&購入はこちら
様々なこだわりと情熱が注ぎ込まれた「Rinz TOKYO」のコンセプトバイク「Eleanor」。
このバイクは全て「Rinz TOKYO」の技術とセンス、経験によって組み上げられました。自転車自体の相談から、上記のパーツや、カスタムを部分的に採用したい人も気軽にご相談ください。
Link : http://www.rinz.tokyo
FACEBOOK : https://www.facebook.com/rinztokyo
BLOG : http://ameblo.jp/rinztokyo/
ぐるなび : http://r.gnavi.co.jp/g8y5r6ka0000/?sc_lid=RS_todetail_shopname
Rinz TOKYO Cycle+Cafe&Dining
〒112-0003
東京都文京区春日2-1-11-1F
TEL : 03-3830-0057
OPEN:11:00~23:00
(L.O.21:30)TAKEOUT(9:30~)
CLOSE:毎週水曜日
Photo:友村武志
Text:友村武志 Kenshiro Ando